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日本イコモス国内委員会理事会に設置されている小委員会

(日本イコモス国内委員会規約第25条第2項)
専門的技術的事項を調査研究するため、理事会に小委員会を置くことができる。小委員会の委員は、会員のうちから委員長が指名する。ただし、必要に応じ会員外の学識経験者を委嘱することができる。小委員会における調査研究の結果は、理事会に報告する。小委員会は、その任務が終わったとき解散する。

第1小委員会(文化遺産の保存に関する憲章等の調査研究)

主査:藤井恵介、1997年12月発足。

「海外の文化遺産の保護に関する憲章等の研究と日本での憲章作成の検討」(公益委託大成建設自然歴史環境基金助成事業)を最初の主要な事業として活動を開始した(発足時、主査:益田兼房、顧問:稲垣栄三、委員全8名)。国際憲章、地域憲章、国別憲章、分野別憲章など18編の文書について翻訳作業を行い、1999年5月、報告書完成。2000年12月には、全国町並み保存連盟「町並み保存憲章」に対し賛同し、連帯署名した。2002年1月より、主査を藤井恵介に交代。

第2小委員会(出版協力・文化講座協力などの企画)(2004年12月解散)

主査:羽生修二、委員全3名で、1997年12月発足。

日本イコモス国内委員会の対外貢献の一環として、また会費外収入の方途として、出版協力・文化財観光企画などの事業を行なった。主なものとしては、近畿日本ツーリスト出版部「世界遺産を旅する」(1998〜99年)、日本ユネスコ協会連盟「世界遺産ハンドブック」(1999年)、江東区文化センター講座「世界を旅する〜日本・東南アジア編」(1998〜99年)、同じく「中東・南アジア編」(1999年)、日本ダイナースクラブ講座「世界遺産を巡る〜フランス・ドイツ」(1999年)、江東区古石場文化センター生涯学習講座「ヨーロッパの世界遺産」(2001〜02年)。

第3小委員会(歴史的建築物の構造的修復と補強に関する研究)(2004年12月解散)

主査:日高健一郎、委員全8名で、1998年7月発足。

歴史的建築物の構造補強に関する国際学術委員会ISCARSAHで検討・作成されていた推奨指針に対して、日本の修復理念や実務経験を反映させるため組織された。1999年1月31日付けで、日本側意見書が当該国際学術委員会事務局に送付された。

第4小委員会(世界遺産条約に関連する諸問題の研究)→(世界遺産のモニタリングに関する研究)

主査:稲葉信子(2000年5月〜2002年4月、主査代行:宗田好史)、委員全6名で、1999年9月発足。現主査:岡田保良

国際的にも国内的にも「世界遺産」への関心が近年著しく高まり、ユネスコに対するイコモスの役割がますます重要となった実情に鑑み、設置された。Intangible Heritage、文化的景観、世界遺産のモニタリングなどの問題が提起され、議論された。
2007年3月より、国内の世界遺産のモニタリングについて特化して活動することとなった。

第5小委員会(プロヴディフ旧市街保存事業に対する協力)(2012年12月解散)

主査:石井 昭、委員全5名で、2001年9月発足。

日本ブルガリア両国イコモス国内委員会の共同企画に基づく「プロヴディフ旧市街保存地区文化財建造物修復事業」の遂行を主な目的として、日本側の実務指導グループとして設置された。2003年8月、同事業は「ユネスコ文化遺産保存日本信託基金UNESCO/Japan Trust Fund」の供与対象として正式に採択され、対象地区内にある木造家屋3件(4棟)の本格修理、4件(4棟)の応急修理が行なわれた。
事業報告書“CONSERVATION OF MONUMENTS IN THE ANCIENT PLOVDIV RESERVE, BULGARIA”(ISBN 978-6549314014)の刊行をうけて解散。

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第6小委員会(文化遺産と都市開発の課題検討)→(鞆の浦の問題に関する研究)

主査:河野俊行 委員全6名で、2005年5月発足。

日本でも文化遺産と都市開発における様々な課題、とくに交通問題、景観問題が各地で顕在化している。そこで、これらの課題とその解決方法を検討するため、文化財、都市計画、交通計画などの専門家で構成する小委員会が設置された。2005年9月、「港湾都市『鞆の浦』の歴史を活かしたまちづくり緊急提言」。
2007年3月より、当該小委員会でこれまで扱ってきた課題のなかから、福山市の鞆の浦埋立て架橋問題に特化して活動することとなった。

→第6小委員会ホームページはこちら

第7小委員会(白川郷・五箇山地区の交通問題等に関する研究)

主査:西村幸夫 2007年3月発足。現主査:苅谷勇雅

これまで第6小委員会で扱ってきた課題のなかから、白川郷・五箇山地区における交通問題等について研究する。

第8小委員会(文化遺産のバッファーゾーンに関する研究)

主査:崎谷康文 2007年3月発足。

これまで第6小委員会で扱ってきた課題のなかから、文化遺産のバッファーゾーンについて研究する。

第9小委員会(朝鮮通信使の道に関する研究)

主査:三宅理一 2007年12月発足。

朝鮮通信使は、江戸時代を通して、徳川将軍の交替にともない朝鮮王室から慶賀のために江戸に派遣された外交使節である。その存在は、鎖国の時代といわれた江戸時代に東アジアの間で豊かな国際関係が築かれていたことを物語っている。500人前後の朝鮮外交団に加えて、嚮導役の対馬藩士、各藩の随行員など、都合1500人が海路と街道を約10ヶ月かけて動くことから、通信使の往来は華やかなページェントを散りばめた国際イベントとなり、多大の施設やインフラの整備をともなうこととなった。そうした建築物や土木構築物の中には今日まで継続されているものも少なくなく、全体で「朝鮮通信使遺産」とでも呼べるような遺産の系を形づくっている。
事実、日韓にまたがる「道」としての共同遺産は、サンティアゴ・デ・コンポステラに連なる巡礼の道と同様に、リニアな世界遺産としての価値をもつものであり、日韓両国でその体制づくりが求められている。最初の朝鮮通信使派遣からちょうど400年を経た2007年には、日韓各地で400年行事が活発に繰り広げられ、同年7月11日に行われた国際シンポジウム「朝鮮通信使の道を日韓共同の世界遺産へ」では、日本ならびに韓国のICOMOS国内委員会においてそのための小委員会を設置して共同作業を行う旨が確認された。その体制を整えるため、本小委員会が設置された。

第10小委員会(歴史的建造物における塗装修理の手法に関する研究)

主査:窪寺 茂 2008年12月発足。

歴史的建造物における塗装修理の手法に関し、日本独自の技法の検討などを行う。

第11小委員会(歴史的都市マスタープランに関する研究)

主査:山崎正史(2012年12月に岡田保良と交代) 2009年3月発足。

以下を目的として、前野まさる、佐々波秀彦、岡田保良ら13名で発足。
ICOMOSはユネスコの諮問機関として、各国より申請される世界文化遺産登録案件の評価において、専門的・技術的な立場から重要な役割を果たしてきている。日本イコモスとしても、ユネスコやICOMOSの設定した評価指標及び審査基準に関し、情報交換や現地視察を通じて、その分野の専門的技術集団として、種々協力すべきである。特に、我が国からの世界文化遺産登録申請に関しては、専門的立場から関係機関・関係者に助言することが可能であろう。なかでも景観保存に関連したバッファーゾーンの設定等は、対象都市の物的計画に密接に関係しており、各地方自治体が制定するマスタープランの中で充分審議され、土地利用の指定が適切に行なわれることが重要である。本小委員会は、これらマスタープランの検討を通じて、より適切な景観保存のための土地利用規制の提案を企図している。

第12小委員会(技術遺産に関する研究)

主査:伊東 孝 2010年6月発足。

近年、まちづくりや産業観光に産業遺産や近代化遺産を利活用する試みは、全国的な広がりをみせている。しかし、それらを歴史的価値を損ねることなく、どのように保存し、活用していくのかについて統一した指針は出されておらず、地域によってまちまちである。また、現役施設の産業遺産を世界遺産の構成要素とする場合にも、その保護・保存のあり方や国内法による法的保護について、内外の評価の相違が顕在化している。こうした深刻な問題が生じている原因は、わが国においては、近代化遺産に代表される技術遺産や産業遺産に対する保護や保存の経験が少ないことにも起因していると考えられる。本小委員会では、技術遺産に関する海外および国内のこれまでの現状を踏まえ、指針作りを見据えながら、@技術遺産の定義と特性、A技術遺産の価値と評価、B技術遺産の保存のあり方、C技術遺産の活用、などを検討する。

第13小委員会(眺望遺産(vista-heritage)及びsetting)

主査:赤坂 信 2012年6月発足。
第13小委員会(眺望遺産(vista-heritage)及びsetting

第14小委員会(リビング・ヘリテージとしての20世紀建築の保存・継承に関する課題検討(京都会館再整備計画に関する検討))

主査:苅谷勇雅 2012年9月発足。現主査:山名善之
第14小委員会(リビング・ヘリテージとしての20世紀建築の保存・継承に関する課題検討(京都会館再整備計画に関する検討))

第15小委員会(水中文化遺産)

主査:池田榮史
  

第16小委員会(コンサベーションアーキテクト)

主査:矢野和之
  

第17小委員会(遺産保全のための地盤および基礎)

主査:岩崎好規
  

第18小委員会(文化的景観)

主査:石川幹子 2017年3月発足。
  

第19小委員会(リコンストラクション)

主査:河野俊行 2017年3月発足。
  

第20小委員会(ブルーシールド)

主査:益田兼房 2017年6月発足。

(2017年6月 更新)

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